ポイント1
10年前の温水洗浄便座とくらべると、
今の温水洗浄便座はどれくらい省エネなの?
最新の温水洗浄便座は、電気を上手に使って省エネ、電気代もおトクなんだ!
まずは、古い温水洗浄便座と新しい温水洗浄便座をくらべてみよう。
温水洗浄便座は、10年前と 比べると貯湯式で
約8%の省エネ効果があります
省エネ性能の比較(貯湯式)(年間消費電力量)

kWh/年:1年間で使う電気の量を表す単位
参考に2024年の貯湯式と瞬間式では(年間消費電力量)

kWh/年:1年間で使う電気の量を表す単位
- ※節電機能を使用した場合。出典:経済産業省 資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ」の機種一覧における単純平均値(2014年冬版/2024年版)
- ※年間電気代は、年間消費電力量に電力料金目安単価*31円/kWh(税込)を乗じて算出した目安です。
* 電力料金目安単価:公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会(2022年7月22日改定)
- ※各家庭の使用実態や電力会社等によって異なり、その金額を保証するものではありません。
貯湯式とは
タンクの中の水をヒーターで温める方式で、一度にたっぷりの温水で洗浄することができますが、温水を保温するための電力が必要となります。
瞬間式とは
タンクがなく、使用の度に水を瞬間湯沸器で温めます。温水を保温する電力は不要のため、“貯湯式”より消費電力は小さく温水の量は限られます。また、
瞬間的に大きな電力を必要とします。
家庭における電気の使用量

出典:環境省委託事業令和3年度家庭部門のCO2排出実態調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書
ポイント2
最新の温水洗浄便座の省エネ技術には
どんなものがあるの?
節電制御
寝ているときやお出かけ中などの時間にスイッチを切って電気を使わないようにする機能や、トイレを使っていないときを学習して、自動で便座や温水の温度を下げるものがあります。
便ふたの自動開閉
近づくと便ふたが自動で開き、離れると閉じるものがあります。便ふたを閉めると暖かさが逃げにくくなるので、電気の節約になります。
使うときだけお湯をつくる瞬間式(温水)
いつでもお湯が使えるように常に温めているタイプとくらべ、使う時のみ水を温めるため、電気を節約できます。
座るときだけ温める瞬間暖房便座
トイレを使っていないときは便座を温めないので、電気を無駄にしません。
便座に沿った便ふたの形
便ふたが便座にぴったり合っているので、温かさが逃げにくくなります。これも電気の節約につながります。
ポイント3
トイレで使う水を減らして、二酸化炭素(CO2)を減らそう!
トイレで使う水を減らすことが、地球温暖化を防ぐことにつながる

※1996年頃と2008年~現在のトイレの主な洗浄水量
新しいトイレは、少ない水でもしっかり流せるように工夫されています。1996年頃までのトイレは、流すときに13リットルの水を使うタイプが主流でしたが、新しいトイレは6リットルの節水タイプが主流です。使う水が少なくなれば、水をきれいにする電気も節約できるので、電気をつくるときに出るCO2も減らすことができます。
出典:一般社団法人 日本レストルーム工業会 ウェブサイト トイレナビ トイレでエコ「大便器の節水・CO2削減」より抜粋
ポイント4
最新の温水洗浄便座のいいところ
お掃除らくらく新技術
温水洗浄便座と便器の隙間は、掃除ができず悩みのタネでした。最近の温水洗浄便座では、かんたんに便座を外せるものや、便座を持ち上げられるものがあります。これで、今まで掃除しにくかった場所もきれいにできるようになりました。
また、温水洗浄便座のノズルを自動で洗浄する機能も備えています。 それ以外にもそれぞれのメーカーが工夫をこらした独自の技術でお掃除の手間を軽減しています。
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