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電気と温暖化(おんだんか)の関係を調べよう! エネルギー消費の現状と節電

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みんなが毎日使っている電気と
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)には大きな関係がある?

ぼくたちが暮らしている日本は、どのくらいのCO2を出しているのだろう?

ポイント

  • エネルギーを使いすぎると 地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の原因となる二酸化炭素(CO2)が大量に排出(はいしゅつ)されます。
  • 日本の場合、電気などのエネルギーは、その83.4%が化石燃料からつくられています。
  • 地球温暖化(ちきゅうおんだんか)防止は地球全体の課題です。みんなの家でできることは電気の無駄(むだ)づかいをしないこと。「省エネ」は地球のためにみんなでできることなのです。

登場人物

女の子
省エネ家電で地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を防止したい。
男の子
クラスの仲間と地球温暖化(ちきゅうおんだんか)防止に取り組もうとしている。
スマートライフマン
地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を食い止めるヒーロー

ポイント1
日本のエネルギー(げん)について調べてみよう

化石燃料を使い過ぎると、地球温暖化(ちきゅうおんだんか)が進んでしまうって調べたけど、
今、化石燃料はどれくらい使われているんだろう?
みんなが()らす日本ではなんとエネルギーの83.4%が化石燃料なんだ!

日本の一次エネルギーの構成

グラフ:日本のエネルギー消費における燃料の種類別割合

四捨五入(ししゃごにゅう)のため、内訳(うちわけ)の合計は83.4%になりません。

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2024」

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の原因となるCO2の量は、電気などのエネルギーをつくるために化石燃料をたくさん燃やすことで増えています。では、みんなが()らすこの日本では、どのくらい化石燃料を使っているのでしょうか。なんと、エネルギーの83.4%が化石燃料からつくられているのです。だから電気を使いすぎない社会に変えていかなければなりません。

ポイント2
日本のCO2排出(はいしゅつ)量を調べてみよう

日本ではかなりの量の化石燃料が使われているのね。
でも、もしかして、世界の中では少ない方だったりするんじゃないかしら?
日本のCO2排出(はいしゅつ)量は世界で5番目に多いんだ!
なんとかしなければね!

世界のCO2排出(はいしゅつ)量ランキング

グラフ:世界のCO2排出量と国別排出割合

出典:EDMC/エネルギー・経済統計要覧2024年版(参考:JCCCA ウェブサイト)

2021年、世界中から出されたCO2の量は、約332億トンにもなりました。日本は、このうち3%のCO2を出しています。3%は小さな数字に見えるかもしれません。しかし、日本は世界で見れば5番目にCO2を多く出している国なのです。わたしたちにできることはないでしょうか。

チェックポイント

日本は、エネルギーの8(わり)以上を化石燃料でつくっていて、世界の中でも5番目にCO2を出している国です。

ポイント3
家庭から出るCO2を減らす、2030年度の目標と現状

ぼくたちの生活の中で出しているCO2はどんなふうになっているんだろう?
2030 年までに、出しているCO2の量を2013年と比較(ひかく)して半分以下まで減らす計画なんだ。どうやったら達成できるか考えてみたいね。

家庭部門CO2排出(はいしゅつ)量のうつりかわり

グラフ:家庭部門CO2排出量のうつりかわり

出典:資源エネルギー庁「省エネ性能カタログ2024」

地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を止めるため、日本では家庭から出るCO2を減らす計画を立てています。
2013年に家庭から出たCO2は2億900万トンでしたが、2030年までに、これを7,000万トンまで減らすのが目標です。つまり、3分の1以下にしなければいけません。
2022年には1億5,800万トンまで減りました。でも、まだまだ目標には(とど)きません。みんなで力を合わせて、もっとCO2を減らす必要があります。
どうすれば家で使うエネルギーを節約できるか、みんなで考えてみましょう!

チェックポイント

家庭部門のCO2排出(はいしゅつ)量は、2013年を境に徐々(じょじょ)に減り始めています。
しかし、2030年度の目標を実現するには、まだかなりの努力が必要です。

ポイント4
家庭で使っているエネルギーは何がいちばん多いだろう?

おうちで使っているエネルギーも減らしていく必要があるのね。
じゃあ、家で使っているエネルギーの種類はどうなっているの?
家庭でいちばん多く使われているエネルギーが電気なんだ。
だから、電気の使い方を見直すことが大切なんだね。

家庭でのエネルギー消費の内訳(うちわけ)

グラフ:家庭でのエネルギー消費の内訳

出典:資源エネルギー庁「エネルギー白書2024」

今のみんなの()らしの快適さや便利さを支えている冷暖房(れいだんぼう)機器や家電製品などには、電気やガス、灯油などのエネルギーが使われています。ではそれを種類別にみるとどのくらいの割合(わりあい)で使われているのでしょうか。グラフはそれを表したものです。みんなの家で使われているエネルギーのほぼ半分が電気だということがわかります。

ポイント5
家電製品による消費電力の(ちが)いを調べてみよう

電気は、おうちの中のどんなところで使われているのかしら?
家電製品によっても、使う電気の量は(ちが)うんだ。
上手(じょうず)かしこく省エネしよう!

世帯当たり年間消費電力量の製品別構成

グラフ:世帯当たり年間電力消費量の製品別構成

四捨五入のため、合計は100%になりません。

出典:環境省委託事業令和3年度家庭部門のCO2排出実態調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書

家電製品によって使う電気の量はどのくらい(ちが)うのでしょうか?このグラフはその量を表したものです。とくによく使う家電製品は年間の消費電力量も多くなっています。省エネするには、どうしたらよいか考えてみましょう。

チェックポイント

家庭で使われるエネルギーで一番多いのが電気です。
さまざまな道具に使われている電気を減らす方法を考えましょう。

まとめ
家庭からのCO2を減らすために、
わたしたちにできることはあるでしょうか?

電気と地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の関係

  • 日本は、エネルギーの8(わり)以上を化石燃料でつくっています。
  • 地球温暖化(ちきゅうおんだんか)を防ぐために、家庭でも省エネを進める必要があります。
  • 家庭で使われるエネルギーの半分が電気です。家電製品の省エネが地球温暖化(ちきゅうおんだんか)の防止に役立つことがわかります。
CO2を減らす、と言っても、どんな方法があるんだろう?
すべてのエネルギーを使わないなんて無理だろうし・・・。
みんなでアイディアを出し合ってみるのはどうだろう?
ぼくは、毎日、早寝(はやね)して電気を節約することを提案します!
みんなが知恵(ちえ)を出しあって、少しずつでも工夫(くふう)をすることが大切なんだ。
たとえば、以下のような事で、家庭からのCO2を減らすことができるんだ!

家庭からのCO2を減らすには

こんな方法に取り組んでみましょう。

  • こまめに電気を消す。

  • エアコンの設定温度を調整する。

  • 省エネ家電に買換(かいか)える。
さらに省エネ家電の事を調べてみよう!
最新の省エネ家電と技術とは?次のページで確かめてみよう!
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発展(はってん)
学んだことの()(かえ)
これからの行動宣言(せんげん)を書いてみよう

このページで学んだことをもとに、自分がどのような行動を起こすか、行動宣言(せんげん)を考えて、書き出してみよう!
書いた行動宣言(せんげん)を家族や友達(ともだち)と共有して、話し合ったり、みんなで一緒(いっしょ)に取り組んでみたりしよう。

行動宣言(せんげん)の例

  • シャワーの時間を短くして、水とエネルギーを節約します!
  • 外に出るときはなるべく自転車や徒歩で移動します!
  • ゲーム機やパソコンを使っていないときは電源(でんげん)を切るようにします!

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