ポイント1
まずは、日本のエネルギーを考えてみよう
日本ではどんな方法で電気をつくっているんだろう?
テレビで石油や石炭を燃やすって聞いたけど、他にもあるのかな?
いい質問だね! 日本の電気のつくり方には、いくつかの特徴あるんだ。日本の発電方法を表したグラフをみてみよう!
日本では、どのようなエネルギーから
電気をつくっているんだろう?
CO2は、石油や石炭などの化石燃料を燃やすときに出ます。電気をつくるために、これらの燃料をたくさん使うと、CO2の量が増えてしまいます。日本では、どのように電気をつくっているのでしょうか?下のグラフを見て、日本の発電にどんな課題があるか考えてみましょう。
日本の電力構成(どのようなエネルギーから電気をつくっているか)(2022年度)

出典:経済産業省2022年度エネルギー需給実績確報
日本でつくられる電気の約73%は、化石燃料を使ってつくられています。そのため、日本は世界で5番目にCO2を多く出す国になっています。でも、電気はわたしたちの生活になくてはなりません。冷蔵庫やエアコン、テレビなど、毎日使う道具の多くは電気で動いています。これらの便利な道具を使わずに生活するのは難しいですね。
電気は必要だけど、地球にも優しくなきゃ・・・。
CO2を出さないで電気をつくる方法はないのかな?
ポイント2
無くならないエネルギーとは?
再生可能エネルギーについて考えよう
使い続けるとなくなってしまう石油・石炭などの化石燃料に対し、太陽光や太陽熱、水力、風力、バイオマス、地熱などのエネルギーは、化石燃料を使わずに利用できるエネルギーです。これらを再生可能エネルギーといいます。再生可能エネルギーは、発電時にCO2を増やさないため、地球温暖化防止に役立ちます。
これは、と思う再生可能エネルギーを一つ選んで調べてみよう。
もちろん、全部調べてみても良いね!
太陽光発電
太陽の光エネルギーから発電します。
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バイオマス発電
動植物から生まれた生物資源で発電します。
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水力発電
高所から流れ落ちる水の力で水車を回し発電します。
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地熱発電
地熱によって加熱された地下深部の熱水、蒸気を取り出してタービンを回し発電します。
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太陽熱利用
太陽の熱エネルギーにより、水や空気などを暖め給湯や冷暖房などに活用します。
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選んだ発電方法の良いところ、悪いところはどこだろう?
また、持続可能だと思う理由も考えてみよう
発電方法には、それぞれ特徴があります。たとえば、天気や季節によって発電量が変わる方法があります。これらのポイントを比べながら、それぞれの発電方法の特徴を整理し、その方法がこれからも長く使えるのかどうかを考えてみましょう。
くらべるポイント
- どれくらい持続可能でしょうか?その資源が無くなるとしたらいつになるでしょう?
- 発電できない時間帯や、季節による差はあるでしょうか?
- どうしてその発電方法が長く続けられると思ったのかまとめてみましょう。
まとめ
再生可能エネルギーは、地球温暖化の対策のために
重要な役割をもっている
再生可能エネルギーは地球にやさしいエネルギーだね。
もっと多く使うためにも、みんなで知恵を出し合おう!
学校の体育館で縄跳び発電はどうだろう?運動不足解消にもなるし、エコだし、一石三鳥かも。みんなでアイデアを出し合ってみよう。
再生可能エネルギーのまとめ
再生可能エネルギーのすごいところ
- 無くなる心配がなく、繰り返して利用できます。
- CO2をほとんど増やさないので地球温暖化防止につながります。
いろいろな種類がある
- 太陽光、風力、水力、地熱など、自然の力を使います。
これからの課題
- 化石燃料の使用を減らし、再生可能エネルギーをもっと増やすにはどうすればいいでしょうか?