たくさんの電気を使うエアコンは、最新の省エネタイプへの買換えで電気代が節約できます。
kWh/年:1年間で使う電気の量を表す単位
出典:環境省委託事業令和3年度家庭部門のCO2排出実態調査事業委託業務(令和3年度調査分の実施等)報告書
新しいエアコンには、優れたセンサーや人工知能(AI)が部屋の様子を学習して、人が心地よく感じる温度を保つように働くものがあります。たとえば、暑さや寒さを感じる度合いを見極めて、最適な温度に調整してくれるのです。
また、人の動きを感じ取るセンサーがついているエアコンもあります。これらは、人がいる場所を見つけて、そこだけを冷やしたり暖めたりします。
このような機能はわたしたちの生活をより快適にしながら、同時に電気の節約にも役立っています。
※搭載されている各機能はエアコンの機種によって異なります。
インバーター制御とは、空気を冷やしたり暖めたりする量を調整する「コンプレッサー」という部品を効率よく運転する技術です。
部屋を冷やしたり暖めたりし始めるときは、フルパワーで運転し、部屋が快適な温度になったら、ちょうど良い温度を保つのに必要な分だけ、やさしく運転します。
強く働いたり、弱く働いたりと、状況に合わせて運転の強さを変えることで、むだな電気を使いません。
エアコンの中には、空気をきれいにするフィルターという部品があります。でも、このフィルターにゴミやホコリがたまると、エアコンの働きが悪くなり、余計に電気を使ってしまいます。これをふせぐため、フィルターを自動で掃除する機能を持っている機種があります。さらに、ホコリやカビ、においなどを取り除く、特別なクリーン機能を搭載した機種も登場しています。
エアコンは、パイプの中を回っているガス(冷媒)が、 部屋の空気の熱(暖かさ)をうばって、外に運んですてることで、 部屋をすずしくしています。この動きを逆にすると、部屋を暖かくすることができます。
冷媒が部屋の中と外をグルグル回りながら熱を運ぶことで、 部屋の空気が冷えたり、 暖まったりするのです。
最新のエアコンは、インターネットを使って家の外からでも操作できる機器もあります。エアコンがインターネットにつながることで、スマートフォンやタブレットがリモコンになります。
※搭載されている各機能はエアコンの機種によって異なります。