ホーム > 調べよう家電と省エネ > 家電の歴史とヒミツ > テレビの歴史とヒミツ

テレビの歴史とヒミツ

テレビの歴史

ぼくたちの生活に欠かせないテレビ。いつも見ているけど、いつごろからあるんだろう?
1926年に世界で初めてブラウン管での映像(えいぞう)の表示に成功したんだ。
最新のテレビまでの歴史を見てみよう。

1926年 世界で初めてブラウン管に「イ」の字が映った

高柳健次郎(たかやなぎけんじろう)博士(はかせ)は、電子式テレビジョンの実現を目指して研究し、1926年12月25日に世界で初めてブラウン管を用いて電子映像表示(でんしえいぞうひょうじ)に成功しました。

イ号テレビ イラスト

1939年 テレビ公開実験を実施(じっし)

1939年5月13日、NHKが日本初のテレビ公開実験を実施(じっし)しました。

1953年 白黒テレビの登場とテレビ放送の開始(アナログ放送)

  • シャープより国産第1号の白黒テレビが発売されました。
  • NHK東京テレビジョンがテレビ放送を開始しました。
    (初日の受信契約(けいやく)数866件、受信料月額200円)
  • 日本テレビが初の民放としてテレビ送を開始しました。
  • 12月31日、東京・有楽町の日劇(にちげき)から「第4回紅白歌合戦(こうはくうたがっせん)」がテレビ初放送されました。
  • 東京タワーの運用が始まりました。
国内量産第1号テレビ

国内量産第1号テレビ
出典:シャープ株式会社

1960年 カラーテレビの登場

  • NHKと民放4局がカラーテレビの本放送をスタート、本放送に合わせて、カラーテレビが発売されました。
松下電器のカラーテレビ1号機

松下電器のカラーテレビ1号機
出典:パナソニック株式会社

1990年 ハイビジョンテレビ登場

  • ハイビジョン映像(えいぞう)対応のテレビが発売されました。
  • NHK方式のハイビジョンが実験放送を開始しました(1989年)
  • NHK衛星第2テレビが24時間放送を開始しました。
ハイビジョン映像対応テレビ

ハイビジョン映像対応テレビ
出典:ソニー株式会社

2003年 地上波デジタル放送開始、ブラウン管から液晶(えきしょう)などの薄型(うすがた)テレビの時代へ

  • 東京・名古屋・大阪(おおさか)で、地上波デジタル放送が開始されました。
  • テレビは横長・薄型(うすがた)に変わっていきました。
  • 2011年にはアナログ放送が終了(しゅうりょう)し、ブラウン管テレビから液晶(えきしょう)などの薄型(うすがた)テレビへの()()えがさらにすすみました。
4:3と16:9の比較、ブラウン管と薄型テレビの比較、解説イラスト

2014年~ さらに高画質の4K・8K時代へ

  • 2014年、フルハイビジョン放送の4倍の情報量を持つ4Kが試験放送を開始し、2016年にはNHKがBS放送で試験放送を開始しました。
  • 2016年、フルハイビジョン放送の16倍という超高精細(ちょうこうせいさい) の8KもNHKのBS放送で試験放送が開始されました。
  • 2018年12月1日、BS4KとBS8Kがそろって実用放送を開始しました。
これからも、テレビはさらに高画質に進化していくんだ。
4:3と16:9の比較、ブラウン管と薄型テレビの比較、解説イラスト

参考: 一般社団法人放送サービス高度化推進協会(A-PAB)

テレビのヒミツ1 画素(がそ)のヒミツ

いつも見ているテレビの画面、どんどん拡大(かくだい) すると小さな画素と ()ばれる三つの色が集まって画面が作られています。

この画素は、ハイビジョンテレビでは(たて)に1080個、横に1920個(なら)んでいて、全部で約207万画素もあります。

ハイビジョンテレビの画素解説 テレビの画面は画素でできている 赤・緑・青は光の三原色

三つの色は赤、緑、青。
この三色を光の三原色といい、組み合わせるとテレビに(うつ)る全部の色を出すことができます。

光の三原色、模式図 赤・緑・青 マゼンタ(赤紫)シアン(青緑)黄

テレビのヒミツ2  液晶(えきしょう)テレビの原理

液晶テレビの原理解説イラスト バックライトとよばれるもの(光源)から白い光が出ている。 液晶(えきしょう)は窓につけるブラインドのように、電気によって開け閉めされる。液晶(えきしょう)のブラインドが閉じていると光は出てこない。液晶(えきしょう)のブラインドが開いていると光が出てきてそれぞれの色で光る。

ご注意)ここでは原理を簡単(かんたん)に説明するため、技術的には正確な表現ではないものも(ふく)まれています。

テレビのヒミツ3 リモコンのヒミツ

今では当たり前のリモコン。
1970年代~80年代ごろまでは、テレビ本体についているつまみを回してチャンネルを変えていました。

昔はチャンネルを変えるときツマミを回していた

テレビのチャンネルツマミのイラスト

最初のリモコン(1970年代)
モーターの力でツマミを回した

最初のリモコンイラスト※イメージ図

今のリモコン
チューナが機械式から電気式に変わって、リモコンの番号ボタンで直接チャンネルを選べるようになった。

今のリモコンイラスト

関連コンテンツ

ページの先頭に戻る