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現在使われている形の電気釜(電化釜といわれていた)が発売されました。
手動でスイッチを切るタイプの電気釜にかわり、炊飯が終了すると自動でスイッチが切れる「自動式電気釜」が発売されました。
内釜の外にも水を入れるのが特長で三重釜と呼ばれました。
電気釜の炊飯機能と保温ジャーの機能を一体化した商品。
それまでの炊飯したご飯を保温ジャーに移し替える手間が省けるようになりました。
ステンレスとアルミの2層鍋を使用し、電磁誘導加熱で鍋自身が発熱する商品。
強火の全周均一加熱でご飯をおいしく炊き上げられるようになりました。
高火力を実現するために素材や形状、コーティングにこだわった内釜を採用した高級炊飯器。
鉄素材や南部鉄器、金属以外の土鍋や本物の炭素材、銅や備長炭などコーティング素材のものが主流となっています。
炊飯器は大きく分けて「IH式炊飯器」と「マイコン式(直接炊き、間接炊き)炊飯器」の2種類に分かれます。また、IH式炊飯器の中には、圧力をかけながら炊飯する圧力タイプもあります。
IHコイルによる磁力線のはたらきで、鍋底や側面など複数個所から、内釜
自体を発熱させるしくみになっています。高火力に加え、理想的な温度管理を行うことにより、水が対流してお米のおいしさを引き出し、むらが少なくふっくらと
炊き上げることができます。
また、炊飯器内に圧力をかけながら炊飯する圧力タイプもあります。圧力をかけ、水を100℃以上の高温にすることで、粘りや弾力、お米のうまみを引き出すことができ、ふっくらもちもちしたご飯に仕上がります。
直接炊き
炊飯器本体の底のヒーターが直接内釜を加熱して、ごはんを炊き上げます。
IH式炊飯器と比較すると火力はやや小さくなりますが、
美味しく炊き上げることができます。
炊飯器の大きさ(容量)はL(リットル)で表します。
炊飯器の容量目安 一覧表
炊飯容量とは、炊けるお米の量のことです。
炊飯器の容量 | 最大炊飯容量 |
---|---|
0.54Lタイプ | ~3合まで |
0.63Lタイプ | ~3.5合まで |
1.0Lタイプ | ~5.5合まで |
1.5Lタイプ | ~8合まで |
1.8Lタイプ | ~10合まで |
「合」は、お米やお酒などを量るときの古い単位です。1合は約180mLで、おおよそコップ1
杯
分に相当します。
お米1合を炊き上げると、茶碗約2杯のご飯になります。
家族構成や食生活のパターンにあった容量の炊飯器を選ぶようにしましょう。