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電子レンジの加熱原理は、アメリカのレイセオン社によって、レーダー装置の実験中にお菓子がレーダーのマイクロ波によって溶けていることに気が付き、これにヒントを得て、マグネトロンを使った調理器「レーダーレンジ」として製品化されました。
名称を「電子レンジ」として、国内で初めて発売。
火を使わずに短時間で加熱できる革命的な調理器として、レストラン等の業務用として使われ始め、その後、新幹線のビュッフェ(食堂車)に搭載され、話題となりました。
100Vコンパクトの家庭用電子レンジ発売。
パン屋の店頭でホットドックの再加熱として電子レンジが盛んに使われたのもこのころです。
自動調理のタッチキーで料理を選択。
さらにお好みメニューを記憶させるキーでワンタッチ操作できました。
世界で初めての航空機搭載用電子レンジは、日本航空で採用されました。
アメリカ大統領専用機にも搭載されました。
電波によって、物を加熱する方法を開発したのは、アメリカのレイセオン社のスペンサー博士です。
1945年、レーダーの実験中に自分のポケットに入れていたチョコレートが電波(レーダー用の極超短波)で、瞬間的に溶けた現象を捉
えて研究開発され、1950年に製品化されました。
また
我が国に電子レンジ技術が導入されたのは、1961年 のことで、当初は業務用として開発され、後に一般家庭用商品として徐々に普及しました。
自転車のベルを利用して「チン」という調理終了時の報知音を導入。
これ以降「チン」は電子レンジ調理の代名詞となりました。